対応状況・困ったとき

実配布物の修正・検証と残る課題

本文に記載した日時・実行層・入力・期待結果を対象とする検証記録です。全ゴーストやGUI操作の保証ではありません。ローカル証跡のパスは一般化しています。 対応状況 · 既知の問題

この集計は追加実装前の初回92件の記録です。その後の15プラグイン変換とKAGARI失敗4件の再検証は独立した結果として掲載しています。

2026年10月25日、公開配布物92件について、取得→使い捨て領域への展開→確認→削除を実行しました。修正後の最終実行では取得92/92、削除92/92、削除待ち0件です。全結果、配布元とダウンロードURL、検索できるWeb一覧を公開しています。

対応率と確認範囲

種類 収録・取得 栞実行 実行成功 部分確認 実行非対応 検証失敗
ゴースト 67 59 34 21 8 4
バルーン 10 0 0 9 0 1
プラグイン 15 0 0 0 15 0

ゴーストの実行成功率は 34/59 = 57.63%。ゴースト全収録を分母にすると 34/67 = 50.75%、全種類の収録を分母にすると 34/92 = 36.96% です。標本全体における取得と静的構成の認識は92/92、91/92でした。静的構成の認識は実アプリへのインストール成功を意味しません。

実行成功は、Ourinの実helperまたは信頼済み同梱macOS栞でload、OnBoot、空でない会話応答、OnClose、unload、および2回目のload/OnBoot/OnClose/unloadを確認したものです。再起動の成功だけで保存内容の完全な互換性を主張しません。バルーン9件はOurinの設定パーサーと画像デコードまで、プラグイン15件は構造・メタデータまでの確認です。GUI、全会話、外部SAORI、実サービス連携、Intel実機はこの一括実行の対象外です。

実配布物から修正した点

  • 里々のUTF-8 BOMと文字変換:先頭BOMを署名として扱い、CP932へ変換できない有効なUnicode文字は上流charset.cppと同様に空白へ置換して処理を継続します。不正UTF-8は引き続きエラーです。Unicodeの全字形を保持する実装ではありません。
  • 里々のJSON IPC:栞が標準出力へ書く診断をstderrへ分離し、JSON応答と混ざらないようにしました。
  • NARのWindowsパス正規化:shell\\master と既存の shell/master が混在すると既存フォルダーを消していた処理を、内容を保持した統合へ変更。ファイル衝突は既存内容を上書きせずエラーにします。相対ドット・重複区切りを許容し、脱出パスと外部symlinkは拒否します。

里々では同じ取得SHA-256のLuminousModulation_Radio、ポストと狛犬、for_the_tiny、Miku_Glitched_Girl、YouSaveMe_ILoveYouの5件が、文字変換エラーから実行成功へ改善しました。yakutai_nashiは変換エラーを解消しましたが、会話確認が不足するため部分確認に留めています。作品の辞書・画像を改変して通したものではありません。

検証器自体も、Windows ZIPディレクトリの認識、KAGARIの診断出力分離、栞省略時のshiori.dll、再起動失敗時の部分確認、取得物内の独自ネイティブ実行コードの拒否を修正しました。総量は128 MiB、各ファイルのハッシュは8 MiBまでに制限し、打ち切り時は不完全であることを記録します。

回帰検証

対象 結果
取得・安全な展開・削除・再開・sandbox runner 38テスト成功、失敗0、スキップ0
栞・バルーン・プラグインprobe 33テスト成功、失敗0、スキップ0(信頼済み栞ライブラリ指定)
里々BOM・文字変換・実helper IPC 2テスト成功
Xcode NarInstallTests 25テスト/27実行成功、失敗0、スキップ0
Xcode ShioriRuntimeTests 23テスト成功、失敗0、スキップ0
satori_core arm64/x86_64 Universal2ビルド成功
実配布物の最終一括実行 92件完了、取得物・展開物・生成保存ファイルを全削除

macOS arm64上で実施しました。Xcodeの対象テストは直列実行です。検証入力・信頼済みバイナリのSHA-256と結果JSONを併記しています。実行時点の記録であり、配布元の更新後や乱数による会話差まで保証するものではありません。

次に進める順序

  1. KAGARI外部依存:初回にload 500だった4件は、追加実装で必要なLuaモジュールと相対パス処理を修正し、無改変辞書で2周の起動・会話・終了を確認しました。修正・再検証。Windows SAORI、ゲームAI、画面操作の網羅は残ります。
  2. 別栞の実行経路:Aosora、FIRST、真絵など、現在のmacOS経路で読めない8ゴースト。ライセンスと一次仕様を確認し、ABI名だけで別エンジンを割り当てません。
  3. プラグイン15件:初回のWindows配布物検証とは別に、macOS用.pluginを生成しました。変換結果にロード・イベント応答・外部依存の制限を記録しています。生成成功を完全互換とは扱いません。
  4. バルーンとGUI:JB標準バルーンはアーカイブ内の絶対パス検出で展開を拒否。これは検証器の制限として記録しています。他9件は描画・文字配置・方向別表示を実アプリで確認する余地があります。
  5. 部分確認21ゴースト:会話イベントの追加、必要ホスト機能・SAORI、表示・操作・保存復元を順に検証します。全結果で項目ごとの確認層を追えます。

既存issue #101/#102の実ゴースト・実機確認、#196–#213のCompatibility Doctor統合は継続課題です。このコーパスCLIの追加によってアプリ内診断UIや自動修復を完了扱いにはしません。

分担

実Devin SWE-2がrunner回帰テスト、実Cursorがprobe実装・修正、agy経由の実Geminiが公開メタデータ37件の照合を担当しました。Codexが独立監査、製品側の修正、全92件の最終実行を担当。モデルの初回接続失敗や未確認範囲は方法と探索元に残しています。

出典と編集について

Ourin / Furin Lab・contributors。文書はCC BY-SA 4.0(第三者の個別表記を除く)。Web版は見出し・リンクの整備とローカルパスの一般化を行っています。更新基準日: 2026-10-30。

元資料: docs/compatibility-corpus/validation.md
ソース SHA-256: 77619942c9a30093bdc1759cab7540cbaf1b9a109b6c3dc6dbefe78e45180feb

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